「介護から事務職に転職したいけど、志望動機に何を書けばいいかわからない…」そんなふうに悩んでいませんか。
私も介護職から介護事務に異動した経験があるのですが、「なぜ介護を辞めるの?」と聞かれたときに、どう答えればいいか本当に迷いました。
この記事では、以下のことがわかります。
この記事のまとめ
- 介護職から事務職への転職が増えている背景
- 介護の経験を事務職でどう活かせるか
- すぐに使える志望動機の例文5パターン
- 面接でよく聞かれる質問と回答例
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次
介護職から事務職への転職が増えている3つの理由

近年、介護現場での経験を活かして事務職への転職を考える方が増えています。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 体力的な負担を軽減したい
- ワークライフバランスを整えたい
- 介護の経験を活かして長く働きたい
それでは、順番に見ていきましょう。
1.体力的な負担を軽減したい
介護の現場は、体力的にハードな仕事です。
年齢を重ねるにつれて、夜勤や身体介助の負担を感じる方は少なくありません。
- 移乗介助や入浴介助など、腰や膝への負担が大きい
- 不規則なシフトや夜勤による体調の乱れ
- 慢性的な腰痛や関節痛を抱えている方も多い
厚生労働省の「介護労働の現状」でも、介護職の離職理由として身体的な負担が上位に挙げられています。
体への負担が少ないデスクワークとして、事務職に関心を持つ方が増えているのは自然な流れと言えるでしょう。
2.ワークライフバランスを整えたい
事務職は土日祝休みの求人が多く、残業も比較的少ない傾向にあります。
生活リズムを安定させたいという理由で、事務職への転職を考える方は多いです。
- 決まった時間で働けるため、家庭や育児との両立がしやすい
- 在宅勤務や時短勤務など、柔軟な働き方ができる職場もある
- シフト制から解放されることで、プライベートの予定が立てやすくなる
「介護の仕事は好きだけど、もう少し自分の時間がほしい」と感じている方にとって、事務職は魅力的な選択肢のひとつです。
3.介護の経験を活かして長く働きたい
介護職で培った経験やスキルは、事務職でもしっかり活かせます。
特に介護・福祉業界の事務職であれば、現場での知識が直結するため、キャリアの延長線として選ぶ方も増えています。
- 介護保険制度や請求業務の知識は、介護事務で即戦力になる
- 対人スキルや記録業務の経験は、一般事務でも高く評価される
- デスクワークなら、年齢を重ねても長く続けやすい
「介護の経験を活かしながら、長く安定して働きたい」という想いを志望動機に盛り込むと、説得力のあるアピールになりますよ。
介護職の経験は事務職でこう活かせる

「介護と事務はまったく違う仕事では?」と思うかもしれませんが、実は活かせるスキルがたくさんあります。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- コミュニケーション力と調整力
- 正確な記録作成・データ管理スキル
- 介護・福祉業界の事務職なら経験が直結する
それでは、順番に見ていきましょう。
コミュニケーション力と調整力
介護現場では、利用者様やご家族だけでなく、医師・看護師・ケアマネジャーなど多職種との連携が日常的に求められます。
この経験は、事務職でも大きな強みになります。
- 相手の立場を理解しながら柔軟に対応する力が身についている
- 緊急時の連絡調整や情報共有の経験がある
- 電話応対やメール対応で、安心感を与える言葉遣いができる
事務職でも社内外とのやりとりは多いため、介護職で培ったコミュニケーション力は即戦力として評価されるポイントです。
正確な記録作成・データ管理スキル
介護記録の作成や申し送りなど、細かな確認作業が多い介護職。
その経験は、事務処理の正確性にそのまま活かせます。
- 介護記録ソフトへの入力経験は、パソコン操作のアピールになる
- ミスが許されない記録業務をこなしてきた実績がある
- 利用者情報の取り扱いで、個人情報管理への意識が高い
「正確で丁寧な仕事ができる」という点は、事務職の採用担当者がもっとも重視するポイントのひとつです。
介護・福祉業界の事務職なら経験が直結する
介護や福祉関連の事業所で事務員として働く場合、これまでの経験がそのまま活かせるため非常におすすめです。
- 介護保険制度・介護報酬の仕組みを理解している
- 請求書類の流れや利用者情報の管理方法がわかっている
- 現場の動きを理解しているため、スタッフとの連携がスムーズ
事務未経験でも、介護職としての背景があることで採用のハードルが下がるケースは少なくありません。
私も介護職から介護事務に異動したときは、現場の知識がそのまま役に立ちました。
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志望動機の書き方3つのポイント

志望動機は「なぜ事務職を選んだのか」を採用担当者に伝える大切なパートです。ここでは、説得力のある志望動機を書くためのポイントを整理します。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 「なぜ事務職か」をポジティブに伝える
- 介護職のスキルを事務職向けに変換する
- 応募先企業への熱意を具体的に示す
それでは、順番に見ていきましょう。
1.「なぜ事務職か」をポジティブに伝える
転職理由があいまいだったり、ネガティブな内容だけだったりすると、採用担当者に不安を与えてしまいます。
介護を辞める理由よりも、「事務職で何をしたいか」にフォーカスすることが大切です。
- 「体力的にきついから辞めたい」ではなく、「経験を活かしてより長く貢献したい」と伝える
- 事務作業に触れた経験や、以前からの関心をエピソードとして交える
- 今後のキャリアビジョンを示し、成長への意欲をアピールする
転職理由をポジティブに変換することで、「前向きなキャリアチェンジ」として受け止めてもらいやすくなります。
2.介護職のスキルを事務職向けに変換する
介護職で培ったスキルは、そのままでは事務職の面接官に伝わりにくいこともあります。
「事務職で使えるスキル」に翻訳して伝えることが重要です。
| 介護職での経験 | 事務職向けに変換した表現 |
|---|---|
| 介護記録の入力 | データ入力・書類作成のスキル |
| 多職種との連携 | 社内外の関係者との調整力 |
| 利用者情報の管理 | 個人情報管理・機密情報の取り扱い |
| 急な対応への柔軟さ | 臨機応変な対応力・優先順位の判断 |
| ご家族への説明・相談対応 | 丁寧な電話応対・来客対応 |
このように、事務職が求めるスキルと介護職の経験を結びつけることで、採用担当者にもわかりやすく伝わります。
3.応募先企業への熱意を具体的に示す
どんな企業に応募する場合でも、「なぜこの会社なのか」を具体的に伝えることが重要です。
汎用的な志望動機では、熱意が伝わりません。
- 企業の理念や事業内容に共感しているポイントを明確にする
- 「介護の経験を活かして貴社に貢献したい」という具体的なビジョンを示す
- 求人情報に書かれている仕事内容と、自分の経験を結びつけて伝える
面接官は「うちの会社のことをどれだけ理解しているか」を見ています。
応募先ごとに志望動機をカスタマイズする手間を惜しまないことが、転職成功のカギになります。
【すぐ使える】介護職から事務職への志望動機の例文5選

ここでは、介護職から事務職への転職を考えている方がすぐに活用できる志望動機の例文を5つ紹介します。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 一般企業の事務職を目指す場合
- 介護施設の事務職を目指す場合
- 医療事務を目指す場合
- 働き方を見直したい場合
- 福祉業界の知識を活かしたい場合
それでは、順番に見ていきましょう。
1.一般企業の事務職を目指す場合
介護職での経験を一般事務の強みに変換して伝えるパターンです。
- 具体的な勤務年数やスキルを示すことで説得力が増す
- 「裏方から支える」と事務職の役割を理解していることをアピール
- 学習中の資格に触れることで、成長意欲を伝えている
一般企業の場合は、「介護の経験がどう事務に活きるか」を具体的に伝えることがポイントです。
2.介護施設の事務職を目指す場合
介護現場の知識がそのまま強みになるパターンです。
もっとも説得力を出しやすい志望動機と言えます。
- 介護保険制度の知識は、介護施設の事務では即戦力になる
- 「現場と事務の両方の視点」を持てることが大きな強み
- 施設運営への貢献意欲を伝えている
介護施設の事務職なら、介護職からの転職は非常に有利です。
自信を持ってアピールしましょう。
3.医療事務を目指す場合
医療と介護の連携経験を活かすパターンです。
- 介護と医療の連携経験がある方ならではの切り口
- レセプト業務は未経験でも、学ぶ姿勢をアピールすることでカバーできる
- 「橋渡し役」という表現で、コミュニケーション力を自然に伝えている
医療事務は資格が有利に働く職種です。
医療事務の資格取得を並行して進めると、さらに説得力が増しますよ。
4.働き方を見直したい場合
ワークライフバランスを理由にしつつも、ポジティブな表現で伝えるパターンです。
- 体調やワークライフバランスへの想いを率直に伝えている
- 正直な理由のあとに「だからこそ事務職で頑張りたい」という意欲をセットで示している
- 具体的なスキルを挙げて、事務職への適性をアピール
働き方の見直しは正当な転職理由です。
無理に取り繕うよりも、正直な理由と事務職への意欲をセットで伝えるほうが、誠実な印象につながりますよ。
5.福祉業界の知識を活かしたい場合
福祉の専門知識を事務の立場で活かしたいというパターンです。
【例文】
- 福祉の専門知識+事務スキルという独自の強みをアピール
- 行政対応の経験がある方は、積極的に盛り込むと差別化できる
- 「制度面から貢献したい」という動機は一貫性があり好印象
福祉業界の知識がある事務員は、採用側にとっても非常にありがたい存在です。
自分の知識を強みとして、自信を持って伝えましょう。
こう書いてはNG!志望動機の失敗例3選

せっかく志望動機を書いても、NGポイントがあると逆効果になってしまいます。
ここでは、よくある失敗パターンを紹介します。
- ネガティブな退職理由をそのまま書く
- 「事務なら何でもいい」という姿勢
- 受け身の表現で終わる
それでは、順番に見ていきましょう。
1.ネガティブな退職理由をそのまま書く
介護を辞めたい理由が本音であっても、そのまま書いてしまうと「不満が多い人」という印象を与えてしまいます。
| NG表現 | ポジティブに変換した表現 |
|---|---|
| 「体力的にきつくて続けられない」 | 「経験を活かしつつ、長期的に安定して働きたい」 |
| 「人間関係がつらい」 | 「多様な人との関わり方を学び、新しい環境で活かしたい」 |
| 「給料が低い」 | 「スキルを磨き、キャリアアップを目指したい」 |
| 「夜勤がつらい」 | 「生活リズムを整え、安定した環境で力を発揮したい」 |
本音と建前のバランスが大切です。
ネガティブな理由は「前向きな動機に変換」して伝えましょう。
2.「事務なら何でもいい」という姿勢
「介護以外ならどこでもいい」「事務職なら楽そうだから」という印象を与える志望動機は、もっとも避けたいパターンです。
- 「事務職ならどこでもいい」→ 応募先への興味が感じられない
- 「楽そうだから事務を選んだ」→ 仕事への意欲が低いと見なされる
- 「介護以外なら何でも」→ キャリアプランが不明確に映る
応募先の企業研究をしっかり行い、「なぜこの会社の事務職を選んだのか」を具体的に伝えることが重要です。
3.受け身の表現で終わる
「教えてもらいたい」「育ててほしい」など、受け身の表現ばかりの志望動機も印象が良くありません。
- 「ゼロから教えてほしい」→ 自学の意欲がないと受け取られる
- 「成長させてもらいたい」→ 企業が求めているのは「貢献」
- 「とりあえず経験を積みたい」→ 長く働く意思が伝わらない
未経験であっても、「自分から学ぶ姿勢がある」「これまでの経験で貢献できることがある」というスタンスで伝えることが大切です。
面接でよく聞かれる質問と回答例

介護職から事務職への転職面接では、定番の質問がいくつかあります。
事前に回答を準備しておくと、自信を持って臨めますよ。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 「なぜ介護職を辞めるのですか?」
- 「事務経験がないのに大丈夫ですか?」
- 「介護の経験をどう活かせますか?」
それでは、順番に見ていきましょう。
「なぜ介護職を辞めるのですか?」
この質問は、介護職からの転職面接では聞かれる可能性が高いです。
ここで「つらかったから」「体力の限界」と答えてしまうと、マイナスイメージにつながります。
- 「介護をやめたい」ではなく、「事務職で新たな価値を発揮したい」にフォーカスする
- 介護での経験を否定せず、肯定的に受け止めている姿勢を見せる
- 具体的なスキルを挙げて、事務職への適性を示す
答え方のポイントは、過去を否定するのではなく「未来への発展」として語ることです。
「事務経験がないのに大丈夫ですか?」
未経験であることは素直に認めたうえで、学ぶ姿勢と介護職で培った応用可能なスキルをアピールしましょう。
- 未経験を隠さず、正直に伝えることで誠実さをアピール
- 介護職での関連する業務経験を「事務スキル」として伝える
- 自主的な学習を具体的に示して、成長意欲をアピールする
「未経験=何もできない」ではありません。
介護職の経験のなかに、事務職でも活かせるスキルがたくさんあることを伝えましょう。
「介護の経験をどう活かせますか?」
この質問は、あなたの強みを直接アピールできるチャンスです。
事務職が求めるスキルと、介護職の経験を結びつけて話しましょう。
【回答例】
- 「コミュニケーション力」「正確性」「丁寧さ」は事務職にも直結するスキル
- 具体的な業務シーン(電話応対・部署間調整)に結びつけて伝えると説得力が増す
- 「自負しております」という自信ある表現も好印象につながる
面接では、事前準備を十分にして、自分の言葉で語れるようにしておくことが大切です。
事務職への転職を成功させるための準備

志望動機や面接対策に加えて、転職を成功させるためにやっておきたい準備があります。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- PCスキル・資格の準備(MOS・簿記など)
- 履歴書・職務経歴書の書き方のコツ
- 転職サイト・エージェントを活用する
それでは、順番に見ていきましょう。
PCスキル・資格の準備(MOS・簿記など)
事務職はパソコンを使う業務が中心です。
未経験からの転職であれば、事前にPCスキルや資格の準備をしておくと有利になります。
| 資格・スキル | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| MOS (マイクロソフト オフィス スペシャリスト) | Excel・Wordの実務スキルを証明できる | ★★★ |
| 日商簿記3級 | 経理事務を目指すなら取っておきたい | ★★☆ |
| 介護事務管理士 | 介護施設の事務職に特化した資格 | ★★★ |
| 医療事務 | 医療機関の事務職を目指すなら必須級 | ★★★ |
| ITパスポート | IT基礎知識の証明として幅広く活用できる | ★★☆ |
- MOS資格は事務職全般で評価されるため、取得しておくと有利
- 介護施設の事務職なら、介護事務管理士があると即戦力として評価されやすい
- 資格は「取得済み」でなくても「勉強中」でもアピールになる
資格の勉強をすること自体が「事務職への本気度」を示すことになるため、面接でも積極的にアピールしましょう。
履歴書・職務経歴書の書き方のコツ
介護職から事務職へのキャリアチェンジでは、履歴書と職務経歴書の書き方が合否を左右することもあります。
- 介護記録の作成 → 「書類作成・データ入力業務」として記載する
- 多職種との連携 → 「部署間の連絡調整・アポイント管理」と表現する
- 利用者対応 → 「顧客対応・接遇スキル」に変換する
- 「身体介助」「排泄介助」などの介護専門用語は避け、ビジネス寄りの表現に置き換える
職務経歴書では、介護職の経験を「事務職が求めるスキル」に翻訳して記載することが大切です。
採用担当者が読んで、すぐに「この人は事務でも活躍できそう」とイメージできるような書き方を心がけましょう。
転職サイト・エージェントを活用する
ひとりで転職活動を進めるのは不安がありますよね。
転職サイトやエージェントを活用すると、求人の選定から面接対策まで効率的に進められます。
- 介護・福祉業界に特化した転職サイトなら、事務職の求人も見つけやすい
- キャリアアドバイザーに相談することで、自分では気づけなかった強みを発見できる
- 履歴書の添削や面接対策のサポートを受けられることも多い
まずは情報収集だけでも始めてみると、「自分にはこんな選択肢があったんだ」と視野が広がりますよ。
医療・福祉業界での転職を考えているなら、まずは求人をチェックしてみませんか?
\福祉業界のあらゆる求人に対応!/
また、転職の方向性そのものに迷っている方は、キャリアコーチングで自分の強みや適性を整理するのもおすすめです。
\1回から気軽に受けられる/
迷っているなら、まず一歩を踏み出してみよう

ここまで読んでくださった方は、「介護から事務職に転職したいけど、本当にうまくいくだろうか」と不安を感じているかもしれません。
私も介護職から介護事務に異動するとき、同じように悩みました。
でも、一歩踏み出したことで「現場の経験がこんなに役に立つんだ」と実感できたんです。
この記事のポイントをまとめます。
この記事のまとめ
- 介護職で培ったコミュニケーション力・記録スキル・調整力は、事務職でも十分に活かせる
- 志望動機はネガティブな退職理由を避け、ポジティブな動機に変換して伝えることが大切
- 面接では「学ぶ姿勢」と「これまでの経験で貢献できること」の両方をアピールする
- PCスキルや資格の準備、転職サイトの活用で、転職の成功率を高められる
転職には不安がつきものですが、あなたの介護職としての経験は、決して無駄にはなりません。
自分のペースで、できることから始めてみてくださいね。
まずは求人を見てみることから始めてみませんか?
キャリアの方向性に迷ったら、専門のコーチに相談するのもひとつの方法です。

