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利用者の死とどう向き合う?介護職が心を守る方法と転職も視野に入れる選択

2025年5月5日

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利用者の死とどう向き合う?介護職が心を守る方法と転職も視野に入れる選択

利用者さんの死に直面して、気持ちの整理がつかないまま働いている介護職の方も多いのではないでしょうか。

私も介護職やケアマネとして現場にいたとき、利用者さんとの別れのあとに「もっとできたことがあったかも」と何度も考えたことがありました。

この記事では、以下のことがわかります。

この記事でわかること

  • 介護職が利用者の死でつらくなるのは自然な反応だとわかる
  • 利用者の死に向き合うときに知っておきたい看取りの基本がわかる
  • 心が苦しいときに自分を守る具体的な方法がわかる
  • 今の職場がつらいときに転職も前向きな選択だとわかる

それでは、詳しく見ていきましょう。

介護職が利用者の死でつらくなるのは自然なこと

利用者の死で深く落ち込むのは、介護職として当然の反応です。

このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。

  • 利用者の死が介護職の心に残りやすい理由
  • 介護職が抱えやすい感情
  • 一人で抱え込みやすい職場環境

それでは、順番に見ていきましょう。

利用者の死が介護職の心に残りやすい理由

利用者さんの死がつらいのは、関わりが深い仕事だからです。

介護職は、生活のすぐそばで毎日かかわるぶん、別れの重さを強く感じやすい仕事でもあります。

  • 食事や排せつ、移動など、生活の細かな場面を長く支えてきた
  • ご本人だけでなく、ご家族との関係まで積み重なっている
  • 最期が近い時期ほど、関わりが濃くなることが多い
  • 日常を共にしていた分、急にいなくなった実感が大きい

深く悲しくなるのは、冷静さが足りないからではなく、それだけまじめに向き合ってきた証拠です。

介護職が抱えやすい感情

利用者さんの死のあとに出てくる感情は、悲しみだけではありません。

私も現場にいたころは、涙より先に後悔無力感が押し寄せてきて、うまく言葉にできない苦しさを感じることがありました。

  • 悲しみが大きくて、次の業務に気持ちを切り替えにくい
  • 後悔が残り、「もっとできたのでは」と考え続けてしまう
  • 無力感から、仕事そのものに自信をなくしてしまう
  • 怖さや緊張が強くなり、看取りの場面が不安になる
  • 麻痺したように何も感じなくなり、自分を責めてしまう

どの反応もおかしいものではなく、利用者さんの命と向き合った介護職に起こりうる自然なこころの動きです。

一人で抱え込みやすい職場環境

つらさが大きくなる背景には、介護現場の忙しさもあります。

亡くなった直後でも業務は止まらず、気持ちを整える前に次のケアへ向かわなければならないことが多いですよね。

  • 人手不足で、悲しみを振り返る時間を取りにくい
  • 夜勤やシフト勤務で、相談のタイミングが合いにくい
  • 職場文化として「泣いてはいけない」と感じやすい
  • 新人ほど、先輩に弱音を出しにくい
  • 感情労働の負担があっても、評価されにくい

つらいのに平気なふりを続けると消耗しやすいので、まずは「つらい」と感じている自分を否定しないことが大切です。

介護職が利用者の死に向き合うときに知っておきたいこと

気持ちを守るためには、看取りの基本を知っておくことも助けになります。

このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。

  • 看取り介護とは何か
  • 利用者の死のあとに介護職が担うこと
  • 後悔を減らすためにできる関わり

それでは、順番に見ていきましょう。

看取り介護とは何か

看取り介護を知ると、利用者さんの死に対する不安が少しやわらぐことがあります。

看取り介護とは、回復が難しい時期に入った利用者さんが、その人らしく過ごせるように支えるケアのことです。

  • 本人の意思を大切にしながら支える
  • 家族との話し合いを重ねて方向性をそろえる
  • 医療職と介護職が連携しながら変化を見守る
  • 苦痛の緩和や安心できる環境づくりを行う

厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」でも、本人の意思決定を基本に、医療・ケアチームで十分に話し合うことが示されています。

看取りは特別な場面ではありますが、介護職が一人で背負うものではなく、チームで支えるものだと理解しておくことが大切です。

利用者の死のあとに介護職が担うこと

利用者さんが亡くなったあと、介護職には気持ちの整理だけでなく実務もあります。

その流れを知っておくと、突然の場面でも少し落ち着いて動きやすくなります。

  • 看護師や医師、上司への報告と連携を行う
  • ご家族への対応では、施設の方針にそって丁寧に寄り添う
  • エンゼルケアは死後の処置のことで、職種や施設の役割分担を確認する
  • 記録を正確に残し、経過や対応をチームで共有する
  • 振り返りの場があれば、気づいたことを次に活かす

実際の対応内容は施設によって異なりますが、役割があいまいな職場ほど介護職の負担が大きくなりやすいです。

だからこそ、マニュアル看取り体制があるかどうかは、働きやすさに直結する大事なポイントです。

後悔を減らすためにできる関わり

利用者さんが亡くなったあとに後悔しやすい方ほど、ふだんの関わりを見直すことが助けになります。

完ぺきな介護はできなくても、日々の小さな積み重ねが「自分なりに向き合えた」という感覚につながります。

  • 変化に気づいたら一人で抱えず、すぐ共有する
  • 記録をていねいに残し、チームで見守りやすくする
  • 声かけを急がず、本人の表情や反応を大切にする
  • 家族の不安にも耳を傾け、情報をつなぐ役割を意識する
  • 自分が無理をしているときは、早めに助けを求める

厚生労働省の人口動態統計では、老人ホームで亡くなる方の数は以前より増えており、介護現場で看取りに向き合う機会は珍しくありません。

参考:厚生労働省「第5表 死亡の場所別にみた死亡数・構成割合の年次推移」

看取りの場面が増える今だからこそ、個人の根性ではなく、知識と連携で支える視点を持つことが大切です。

利用者の死で心が苦しいときに介護職が心を守る方法

利用者の死に向き合う介護職ほど、自分の心を守る工夫が必要です。

このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。

  • 感情を否定しないこと
  • 話せる相手と振り返ること
  • 休むことや専門家につなぐこと

それでは、順番に見ていきましょう。

感情を否定しないこと

まず大切なのは、つらい気持ちを「仕事だから」と押し込めすぎないことです。

悲しい、苦しい、怖いと感じるのは、利用者さんの人生に本気で向き合ってきたからこその反応です。

  • 泣きたいときは、安心できる場所で感情を出す
  • 日記やメモに書いて、気持ちを見える形にする
  • 後悔が出たときは、事実と想像を分けて考える
  • 自責が強いときほど、「一人で背負っていないか」を確認する

感情にふたをするより、吐き出すほうが、気持ちは少しずつ整理しやすくなります。

話せる相手と振り返ること

利用者さんの死のあとに気持ちが重いまま残るなら、誰かと話すことが大きな助けになります。

職場の先輩や上司に限らず、安心して話せる相手に言葉にするだけでも、こころの負担は変わってきます。

  • 先輩職員に、同じ経験をどう乗り越えたか聞いてみる
  • 上司に、夜勤回数や担当の調整を相談してみる
  • 同僚と振り返りをして、自分だけではないと知る
  • 家族や友人には、話したい範囲だけを伝える

私自身、介護の仕事で迷ったときは、答えをもらうというより、気持ちを言葉にすることで頭の中が整理される感覚がありました。

誰かに話すことは弱さではなく、自分を守るための行動です。

休むことや専門家につなぐこと

食欲がない、眠れない、涙が止まらない状態が続くなら、気合いで乗り切ろうとしないでください。

心が限界に近いときは、休むことや専門家につながることが必要な場合もあります。

気になる状態考えたい対応
出勤前に強い動悸や吐き気が出る上司に相談し、勤務調整や休暇を検討する
数日たっても眠れない、食べられない早めに医療機関や相談窓口につながる
利用者さんの最期の場面を何度も思い出してつらい信頼できる人に話し、必要に応じて専門家に相談する

「まだ大丈夫」とがまんを重ねるほど、回復に時間がかかることもあります。

介護職を長く続けるためにも、休むことを自分に許してあげることが大切です。

利用者の死がつらい介護職は転職も視野に入れていい

今の職場で心がすり減っているなら、環境を変えることも前向きな選択です。

このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。

  • 今の職場が合っていないサイン
  • キャリア相談を使って気持ちを整理する方法
  • 転職サービスを使って職場選びを進める方法

それでは、順番に見ていきましょう。

今の職場が合っていないサイン

利用者さんの死がつらいこと自体は自然ですが、職場の支えがない状態が続くなら見直しが必要です。

介護職そのものが向いていないのではなく、今の環境が合っていないだけということも少なくありません。

  • 看取り後の振り返りやフォローがまったくない
  • 人員不足で、常に限界ぎりぎりの勤務になっている
  • 相談しても「慣れるしかない」と流されてしまう
  • 役割分担があいまいで、毎回その場しのぎになる
  • 自分の体調やメンタルが明らかに悪化している

こうした状態が続くなら、今の職場にとどまることだけが正解ではありません。

キャリア相談を使って気持ちを整理する方法

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  • 転職するか続けるかを、いきなり決めなくていい
  • 気持ちや価値観を言葉にしながら整理できる
  • 将来に求める働き方を見つめ直しやすい
  • 一人で考えて堂々めぐりになっている方に向いている

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職場を変えることは逃げではなく、介護を続けるために自分を守る選択になることもあります。

介護職として自分の心を守る一歩を選ぼう

利用者さんの死がつらいと感じるのは、それだけていねいに関わってきたからです。

ここまで読んでくださったあなたには、がまんし続けるより、自分を守る選択をしてほしいと思います。

大切なのは、利用者さんの死に向き合いながらも、あなた自身の心を置き去りにしないことです。

この記事のまとめ

  • 利用者の死でつらくなるのは、介護職として自然な反応です
  • 看取りの基本や役割を知ることで、不安や後悔をやわらげやすくなります
  • 気持ちが限界に近いときは、相談や休息をためらわなくて大丈夫です
  • 今の職場が合わないなら、転職やキャリア相談も前向きな選択です

ひとりで整理しきれないときは、まず気持ちを言葉にするところから始めてみませんか。

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