「介護職の給料だけでは生活がきつい」「このまま続けて大丈夫なのかな」と不安になること、ありますよね。
私も介護職として働いていたころ、手取りと仕事の重さが見合わないように感じて、将来が見えなくなった時期がありました。
この記事では、以下のことがわかります。
この記事でわかること
- 介護職が「生活できない」と感じやすい理由
- 介護職の給料の実態と資格ごとの差
- 今の職場でできる給料アップの工夫
- 転職や資格取得を含めた現実的な収入アップの方法
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次
介護職で生活できないと感じる理由

介護職で生活できないと感じるのは、単純に給料が低いからだけではなく、手取りの少なさや働き方の負担が重なっているからです。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 額面と手取りの差が大きく感じやすいこと
- 夜勤や手当に収入が左右されやすいこと
- 生活費の上昇で苦しさが強まりやすいこと
それでは、順番に見ていきましょう。
額面より手取りが少なく感じやすい
介護職で「思ったより生活できない」と感じる大きな理由は、求人票や給与明細の額面と、実際に自由に使える手取りに差があるからです。
毎月の給与からは、社会保険料や税金が引かれますし、そこに家賃や食費、光熱費が重なると、思っていた以上にお金が残りにくくなりますよね。
- 求人票の月給は手当込みで見えやすい
- 手取りになると数万円下がることが多い
- 賞与があっても毎月の生活費は楽になりにくい
- 一人暮らしや家族扶養では負担感が強くなりやすい
私も現場にいたとき、総支給だけを見るとなんとかなると思っても、実際の振込額を見ると「これで家賃も生活費も払うのはきつい」と感じる月がありました。
まずは額面ではなく手取りで今の生活を見直すことが、対策の第一歩になります。
夜勤や各種手当に収入が左右されやすい
介護職は、基本給だけでは高くなりにくく、夜勤手当や処遇改善手当などで月収を補っている職場が少なくありません。
そのため、夜勤回数を減らしたり、体調や家庭の事情で働き方を変えたりすると、すぐに生活が苦しくなることがあります。
- 夜勤ありと日勤のみで月収差が出やすい
- 処遇改善手当の配分は事業所によって差がある
- 基本給が低いと賞与や退職金にも影響しやすい
- 長く働いても昇給幅が小さい職場もある
若いうちは夜勤でカバーできても、ずっと同じ働き方を続けるのはむずかしいですよね。
手当に頼りきりの給与構成だと将来の不安が大きくなりやすいので、基本給と手当の内訳を確認することが大切です。
物価や家賃の上昇で生活の苦しさが増しやすい
介護職の給料に大きな変化がなくても、生活費が上がれば「前よりきつい」と感じやすくなります。
とくに一人暮らしや子育て中の方は、家賃、食費、日用品、通勤費などの固定費がじわじわ増えて、毎月の余裕がなくなりやすいのではないでしょうか。
- 家賃や光熱費の上昇が家計を圧迫しやすい
- シフト勤務で自炊がむずかしく食費が増えやすい
- 体力維持のための出費も必要になりやすい
- 冠婚葬祭や急な出費に対応しにくくなる
介護の仕事は好きでも、生活が回らない不安が続くと、仕事そのものまで嫌いになってしまうことがあります。
だからこそ、がまんだけで乗り切るのではなく、収入を増やす方法と支出を整える方法の両方を考えることが大切です。
介護職の給料の実態をデータで見る

介護職の給料は「安い」と言われがちですが、実際には職種や資格、働き方によって差があります。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 介護職員の平均給与額
- 資格ごとの給与差
- 今後も需要が高い仕事であること
それでは、順番に見ていきましょう。
介護職員の平均給与額は月33万8,200円
厚生労働省の令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果では、介護職員の平均給与額は月33万8,200円とされています。
ただし、この数字は月給、各種手当、一時金などを含んだ平均で、すべての介護職が毎月この金額を受け取っているわけではありません。
- 夜勤手当や処遇改善手当を含んだ平均である
- 常勤中心のデータなので個人差が大きい
- 地域差や施設形態の差も出やすい
- 日勤中心や非常勤では低くなりやすい
数字だけを見ると「思ったより高い」と感じるかもしれませんが、現場の感覚とズレやすいのは、平均値だけでは実感を表しきれないからです。
平均額を見るときは、必ず自分の働き方や手取りと照らし合わせることが大切です。
資格があるほど給料アップしやすい傾向がある
同じく厚生労働省の調査では、保有資格によって平均給与額に差があることがわかっています。
令和6年度の平均給与額は、無資格が30万5,230円、介護職員初任者研修が31万8,340円、実務者研修が32万5,800円、介護福祉士が36万3,550円、介護支援専門員が40万3,680円でした。
| 資格 | 平均給与額 |
|---|---|
| 保有資格なし | 305,230円 |
| 介護職員初任者研修 | 318,340円 |
| 実務者研修 | 325,800円 |
| 介護福祉士 | 363,550円 |
| 介護支援専門員 | 403,680円 |
- 無資格より資格ありのほうが給与は上がりやすい
- 介護福祉士は昇給や役割拡大につながりやすい
- ケアマネはさらに給与水準が上がりやすい
- 資格があっても職場次第で差が出る
私も現場からケアマネ、介護事務と動くなかで、同じ介護業界でも資格と役割で見える景色がかなり変わると感じました。
今すぐ大きく変えるのがむずかしくても、資格は収入アップの土台になりやすいです。
介護職は今後も需要が高い仕事
介護職は大変な仕事ですが、将来性の面では需要が高い仕事です。
厚生労働省は、第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数として、2026年度に約240万人、2040年度に約272万人の介護職員が必要と示しています。
- 少子高齢化で介護ニーズは続きやすい
- 経験者は転職でも強みになりやすい
- 施設、訪問、相談職など選択肢が広い
- 資格があるほど働き方を選びやすい
つまり、「介護業界に未来がない」というより、今の職場条件のままでいいかを見直すほうが大切です。
需要がある仕事だからこそ、自分をすり減らす働き方ではなく、条件の良い環境を選ぶ視点を持ちたいですね。
介護職で給料アップする方法

介護職で生活を少しでも楽にしたいなら、気合いで耐えるよりも、収入を上げる方法を具体的に試すことが大切です。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- まず給与明細と求人票を見直すこと
- 資格取得で土台を上げること
- 転職で条件の良い職場に移ること
それでは、順番に見ていきましょう。
今の職場の給与内訳を確認する
最初にしておきたいのは、今の職場で「何を変えれば給料が上がるのか」を見える化することです。
なんとなく「給料が低い」と感じていても、基本給が低いのか、夜勤手当が少ないのか、昇給が止まっているのかで対策は変わってきます。
- 基本給はいくらか
- 夜勤手当や資格手当はいくらか
- 処遇改善手当が反映されているか
- 昇給ルールや評価基準が明確か
- 賞与や退職金が基本給連動か
私も転職を考えたときに給与明細を細かく見直して、思っていた以上に基本給が低いことに気づきました。
現状を数字で把握できると、今の職場に残るべきか、次を探すべきかが判断しやすくなります。
資格取得で長期的に収入アップを目指す
介護職で給料アップを狙うなら、やはり資格取得は外せません。
とくに介護福祉士を目指す場合は、実務者研修が必要になりますし、資格があることで応募できる求人や手当の金額も変わりやすいです。
- 無資格のままより昇給の道が広がりやすい
- 資格手当がつく職場を選びやすくなる
- 介護福祉士やケアマネへの土台になる
- 将来的に現場以外の仕事にもつなげやすい
今のままでは将来が不安という方は、少し遠回りに見えても、資格で土台を作るのはとても有効です。
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収入アップをねらうなら、資格を取ったあとにどう評価される職場を選ぶかまで考えることが大切です。
条件の良い職場へ転職する
いちばん早く生活を立て直しやすい方法は、待遇の良い職場へ転職することです。
同じ介護職でも、施設形態、法人規模、夜勤体制、手当、福利厚生によって、年収や働きやすさはかなり変わります。
- 基本給が高めに設定されている
- 夜勤手当や資格手当が明確で高め
- 昇給や賞与のルールがはっきりしている
- 人員配置に余裕があり離職率が低い
- 資格取得支援や研修制度がある
今の職場で何年がんばっても基本給が上がらないなら、そこに居続けること自体がリスクになる場合もあります。
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求人を見るだけでも、「今の条件が普通なのか低いのか」がわかるので、気持ちの整理に役立ちます。
生活できないと感じたときに見直したい職場の特徴

介護職で生活が苦しいときは、自分の努力不足ではなく、職場の仕組みに原因があることも多いです。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 長くいても給料が上がりにくい職場
- 働き方に無理がある職場
- 将来につながりにくい職場
それでは、順番に見ていきましょう。
基本給が低く昇給ルールがあいまいな職場
毎月の手当で何とか見せていても、基本給が低い職場は長い目で見るとしんどくなりやすいです。
賞与や退職金が基本給ベースで計算される職場では、今の手取りだけでなく将来の差も広がりやすくなります。
- 基本給が低いまま何年も変わらない
- 評価基準が不透明で昇給理由が見えない
- 資格を取っても手当がほとんど増えない
- 賞与が少ない、または安定しない
「夜勤に入れば何とかなる」で回している状態は、体力が落ちたときに一気に苦しくなりやすいです。
基本給の低さが変わらないなら、環境を変える判断も必要になります。
人手不足で体力的にも精神的にもきつい職場
給料の低さだけでなく、負担の重さとのバランスが悪いと「生活できない」感覚はさらに強まります。
介護労働安定センターの介護労働実態調査でも、介護現場では人手不足や賃金への不満、身体的負担などが継続的な課題として把握されています。
- 休憩が取りにくく疲れが抜けない
- 記録や残業が持ち帰りになりやすい
- 急な欠勤のしわ寄せが頻繁にある
- 利用者さんに丁寧に関われず自己嫌悪になる
私も忙しすぎる現場では、給料の金額そのものより「この負担でこの収入なのか」と感じるつらさが大きかったです。
負担に見合わない環境なら、がまんよりも職場選びを見直すほうが現実的です。
キャリアアップの道が見えない職場
今は何とか続けられていても、この先の成長が見えない職場だと不安は消えにくいです。
資格取得支援がない、役職や職種転換の道がない、相談しても取り合ってもらえない職場では、年数を重ねても収入が伸びにくいことがあります。
- 実務者研修や介護福祉士の支援制度がない
- リーダーや相談職への道が見えない
- 異動や働き方の相談がしにくい
- 経験が積み上がっている実感が持てない
介護業界は、現場以外にも相談職、事務、ケアマネ、教育担当などいろいろな道があります。
今の職場で未来が見えないなら、介護を辞めるか続けるかの二択ではなく、環境や役割を変える視点を持ってみてください。
介護職からの一歩はあなたのペースで考えて大丈夫

介護職で生活できないと感じると、「自分のがまんが足りないのかな」と思ってしまう方もいるかもしれません。
でも実際は、手取りの少なさ、手当頼みの給与、物価上昇、職場環境の差など、いくつもの要因が重なっていることが多いです。
この記事のまとめ
- 介護職が生活できないと感じる背景には手取りの少なさと職場差がある
- 資格取得は長期的な給料アップにつながりやすい
- 今の職場で昇給が見込めないなら転職も現実的な選択肢
- まずは求人比較や資格情報の確認から始めても遅くありません
今の働き方に不安があるなら、まずは条件の良い求人を見てみる、実務者研修を調べてみるなど、小さな一歩からで大丈夫です。
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