「介護転職の面接で、志望動機をどう話せばいいのかわからない」と不安になることがありますよね。
私も介護職からケアマネ、介護事務へと働き方を変える中で、志望動機を面接でどう伝えれば自分らしさが伝わるのか、何度も迷いました。
有料老人ホームで16年働いていたあいだには、新しく入ってきた職員さんを何人も迎えてきました。長く続いた人とすぐに辞めてしまった人を見てきて、「面接で話していたこと」と「実際の職場」がかみ合っているかどうかが大きいと感じています。
この記事では、以下のことがわかります。
この記事でわかること
- 面接で志望動機を見られるポイントと、伝わる3つの要素
- 未経験・経験者・ブランクありの経験別の例文
- 特養・老健・有料老人ホーム・デイ・訪問介護の施設別の例文
- 避けたいNG例と、志望動機のあとによく聞かれる質問への答え方
それでは、詳しく見ていきましょう。
面接で志望動機を伝える前に押さえたい基本

介護転職の志望動機は、うまく話そうとすることよりも、あなたがなぜ介護を続けたいのかをわかりやすく伝えることが大切です。まずは、面接する側が何を知りたいのかから整理しておきましょう。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 志望動機で見られているポイント
- 採用担当者に伝わりやすい3つの要素
- 転職理由との違い
それでは、順番に見ていきましょう。
志望動機で見られているポイント
面接で志望動機を聞かれるときは、きれいな言い回しよりも仕事への考え方や職場との相性が見られています。
採用する側は、すぐ辞めないか、利用者さんにていねいに向き合えるか、チームで働けるかを知りたいのです。
- なぜ介護の仕事を選ぶのか
- なぜその施設や事業所で働きたいのか
- これまでの経験をどう活かせるのか
- 入職後にどんなふうに働きたいのか
介護労働安定センターの調査では、介護の仕事から転職した人が前の職場を辞めた理由は、「職場の人間関係に問題があった」が27.3%、「事業理念や運営のあり方に不満があった」が21.0%でした。採用する側が「うちの考え方と合う人か」を気にするのは、こうした理由で辞める人が多いからです。
出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度介護労働実態調査」(2026年10月20日確認)
志望動機は、自分の思いと応募先の特徴をつなぐ話だと考えると、面接でもまとまりやすくなります。
採用担当者に伝わりやすい3つの要素
伝わる志望動機には、共通してきっかけ、活かせる経験、応募先を選んだ理由の3つが入っています。
この3つがそろうと、気持ちだけでなく具体性も出るので、面接官にも伝わりやすくなります。
- きっかけ:介護に関心を持った出来事や考え
- 経験:介護職としての経験、または前職で培った強み
- 理由:応募先の理念、ケア方針、施設形態への共感
たとえば「人の役に立ちたい」だけでは、どの職場でも言えてしまいますよね。
そこに認知症ケアに関わってきた経験や、少人数でゆっくり関われる施設を希望している理由などを足すと、一気にあなたらしさが出ます。
転職理由との違い
志望動機と転職理由は似ていますが、同じではありません。
転職理由は「今の職場を離れたい背景」、志望動機は「次の職場でどう働きたいか」を伝えるものです。
- 転職理由:体力面が不安、人間関係に悩んだ、夜勤がむずかしい
- 志望動機:日勤中心で長く働きたい、利用者さんとじっくり関わりたい
- 共通点:どちらも一貫していると説得力が出る
志望動機を伝えるとき、不満を並べるだけでは前向きに見えません。
辞めたい理由をそのまま出すのではなく、次にかなえたい働き方に言い換えることが、介護転職ではとても大切です。転職理由の伝え方は、退職理由の伝え方の記事でくわしく書いています。
面接前に整理しておきたい3つのポイント

志望動機は、いきなり話そうとするよりも、順番に整理したほうがずっと伝えやすいです。紙に書き出してから話す練習をすると、面接で頭が真っ白になりにくくなります。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 介護を続けたい理由を言葉にする
- 自分の経験と強みを棚卸しする
- 応募先ならではの魅力を見つける
それでは、順番に見ていきましょう。
1.介護を続けたい理由を言葉にする
まずは、あなたがどうして介護の仕事をしたいのか、または続けたいのかを、短い言葉でいいので整理してみましょう。
最初から整った答えにしなくて大丈夫です。面接で話す土台になる気持ちを見つけることが先です。
- 利用者さんの生活を支える仕事にやりがいを感じる
- 一人ひとりに合わせたケアを大切にしたい
- 今までの介護経験を別の形で活かしたい
- 現場に近い仕事を続けながら働き方を見直したい
私も転職を考えたとき、「何がいやだったか」よりも、「どんな支え方をしたいか」を整理したことで、面接でも落ち着いて話せました。
志望動機の土台は、あなた自身の思いです。ここがはっきりすると、面接での受け答えもぶれにくくなります。
2.自分の経験と強みを棚卸しする
次に、これまでの経験の中から応募先で活かせるものを探します。
介護経験がある方は業務内容を、未経験の方は前職や日常の経験を整理すると、強みが見えてきます。
- 身体介助や生活支援で工夫してきたこと
- 記録、申し送り、家族対応で意識してきたこと
- 接客、販売、事務などで培った対人対応力
- 忙しい場面でも落ち着いて動ける力
- チームで役割分担しながら働いた経験
介護の現場では、利用者さんの変化に気づく観察力や、職員同士で連携する力がとても大事です。
あなたが当たり前にやってきたことでも、別の職場ではしっかりした強みとして評価されることがあります。
3.応募先ならではの魅力を見つける
最後に、その施設や事業所を選んだ理由を入れます。
ここがないと、どこにでも通じる志望動機になりやすいので注意したいところです。
- 理念やケア方針に共感した
- ユニット型など施設形態が自分に合っている
- 教育体制や研修制度が整っている
- 地域密着で利用者さんと長く関われる
応募先の魅力は、ホームページの理念やブログ、求人票の「仕事内容」の欄から探せます。見学ができるなら、職員さんの声かけや利用者さんの表情を見ておくと、自分の言葉で話せる材料になります。
特養やデイサービス、訪問介護では関わり方が変わるので、施設形態の特徴を理解したうえで話すと、志望動機に深みが出ます。施設ごとの例文は、このあとの見出しで紹介します。
面接での伝え方を経験別に紹介【例文あり】

ここからは、そのまま面接練習に使いやすいように、経験別の伝え方を紹介します。例文は、あなたの経験や応募先に合わせて言葉を入れ替えて使ってください。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 未経験から介護職に転職する場合の伝え方
- 介護経験者が別の職場へ転職する場合の伝え方
- ブランクがある場合の伝え方
それでは、順番に見ていきましょう。
未経験から介護職に転職する場合の伝え方
未経験の場合は、介護の実務経験がないことを気にしすぎなくて大丈夫です。
大切なのは、介護に関心を持った理由と、前職の経験をどう活かしたいかを結びつけることです。
| 場面 | 面接での伝え方 |
|---|---|
| 未経験の基本形 | 前職では接客業として、お客様の立場に立って対応することを大切にしてきました。 高齢の方と接する機会も多く、相手の気持ちに寄り添う仕事にやりがいを感じるようになりました。 今後は介護の仕事を通して、利用者さまの日々の生活を支える存在になりたいと考え、志望しております。 |
| 家族介護の経験あり | 家族の介護を手伝った経験から、日常生活を支えることの大切さとむずかしさを実感しました。 その経験をきっかけに、介護を専門的に学びながら働きたいと考えるようになりました。 利用者さま一人ひとりにていねいに関われる職場で成長したいと思い、志望しております。 |
未経験の方は、背伸びをして知識をアピールするより、学ぶ姿勢と人と関わる力をていねいに伝えるほうが自然です。
「未経験ですが早く戦力になります」と断言するより、研修を通して着実に身につけたいと伝えるほうが誠実さが出ます。
資格がまだない方は、「働きながら介護職員初任者研修を取りたい」と具体的に話せると、学ぶ姿勢が伝わりやすくなります。無資格でできる仕事の範囲は資格なしでも介護の仕事はできる?の記事で、面接に受かりやすい人の特徴は介護職は誰でも受かる?の記事でまとめています。
かいご畑は、介護の仕事を紹介しながら、働きながら資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」があるサービスです。公式サイトのQ&Aでは、かいご畑で仕事が決まれば、自社の介護教室で資格を無料で取れると案内されています(2026年10月12日確認)。細かい条件は、登録時に担当者へ確認してください。
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介護経験者が別の職場へ転職する場合の伝え方
経験者は、これまでの業務内容に触れつつ、なぜ次の職場を選ぶのかを具体的にすることが大切です。
単なる不満の転職に見えないように、今後の働き方を中心にまとめると伝わりやすくなります。
| 場面 | 面接での伝え方 |
|---|---|
| 施設経験あり | これまで特別養護老人ホームで身体介助や生活支援、記録業務に携わってきました。 その中で、利用者さま一人ひとりとより深く関わるケアをしたい気持ちが強くなりました。 少人数で個別性を大切にするケア方針に共感し、これまでの経験を活かしながら、よりていねいな支援を行いたいと考え、志望しております。 |
| デイサービスから転職 | デイサービスでレクリエーションや送迎補助、日常生活支援に携わる中で、利用者さまの在宅生活を支えるやりがいを感じてきました。 今後は生活全体をより深く支えられる環境で経験を広げたいと考えています。 貴施設の地域とのつながりを大切にする姿勢に魅力を感じ、志望しております。 |
| 資格を取って転職 | 介護職員として4年間働く中で、介護福祉士の資格を取得しました。 資格を取ったことで、ケアの根拠を後輩に説明する場面が増え、チームで質を上げていくことにやりがいを感じるようになりました。 職員の育成に力を入れている貴施設で、経験を活かしながらリーダーとしての力も伸ばしたいと考え、志望しております。 |
経験者は、何をしてきたかだけでなく、その経験から何を感じたかまで話すと印象が変わります。
私も転職時には、業務内容を並べるだけでなく、「次はどう関わりたいか」まで言葉にしたことで話しやすくなりました。
なお、介護職から事務職など介護以外の仕事へ移る場合は、伝え方の軸が変わります。介護職から事務職への志望動機の書き方の記事で例文を紹介しているので、あわせて読んでみてください。
ブランクがある場合の伝え方
育児や介護、体調面などでブランクがある場合も、必要以上に引け目を感じなくて大丈夫です。
離れていた期間に何を考え、どういう働き方なら続けられそうかを伝えることが大切です。
- ブランクの理由は簡潔に伝える
- 復職したいと思ったきっかけを入れる
- 無理のない働き方を希望する理由も前向きに表現する
無理をしない働き方を選ぶことは逃げではなく、長く続けるための工夫です。その視点で伝えると自然です。
私も体調を崩して現場を離れた経験があります。だからこそ、ブランクの理由を言い訳のように長く話すより、「今は働ける状態で、こういう働き方なら続けられる」と短く伝えるほうが、相手も安心できると感じています。
施設ごとに面接で伝えるポイントは変わる【例文あり】

同じ介護職でも、施設形態によって求められる関わり方はかなり違います。応募先の形態に合わせて「なぜここなのか」を話せると、使い回しではない志望動機になります。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 特養・老健の面接で伝えたい視点
- 有料老人ホームの面接で伝えたい視点
- デイサービスの面接で伝えたい視点
- 訪問介護の面接で伝えたい視点
それでは、順番に見ていきましょう。
特養・老健で伝えたい視点
特養(特別養護老人ホーム)や老健では、生活全体を支える視点や、多職種との連携が大切になります。
特養は中長期で入所される方が多い施設、老健は介護老人保健施設のことで、在宅復帰を目指す支援に力を入れる施設です。
- 利用者さんの日常を長く支えたい
- 身体介助だけでなく生活全体を見たい
- 看護職やリハ職との連携を大切にしたい
- 状態変化に気づける観察力を活かしたい
長期入所の方が多い施設では、信頼関係を少しずつ築いていく姿勢が伝わるとよい印象につながります。
有料老人ホームで伝えたい視点
有料老人ホームは、民間の会社が運営していることが多く、ホームごとに理念やサービスの色がはっきり出やすい施設です。
入居者さんやご家族が「お金を払ってこのホームを選んだ」という思いを持っているので、ていねいな言葉づかいや接遇も大切にされます。
- 入居者さん一人ひとりの暮らし方や好みを尊重したい
- ご家族との信頼関係を大切にしたい
- 接客や接遇の経験を活かしたい
- ホームの理念やサービスの特徴に共感した
私は有料老人ホームで16年働きましたが、ご家族から「このホームを選んでよかった」と言ってもらえる日は、職員みんなで喜んでいました。前職が接客業の方は、その経験がそのまま強みになりやすい施設です。
デイサービスで伝えたい視点
デイサービスでは、利用者さんが日中を安心して楽しく過ごせるよう支える視点が大切です。
在宅生活を続けるための支援という役割もあるため、明るさだけでなく観察力や家族との連携も求められます。
- 利用者さんの楽しみや意欲を支えたい
- コミュニケーションを通して変化に気づきたい
- レクリエーションや機能訓練補助に関わりたい
- ご家族ともていねいに関係を築きたい
私が現場で感じていたのは、デイサービスは「にぎやかそう」だけでは務まらないということです。
その人らしい在宅生活を支える視点を入れると、志望動機がぐっと深くなります。デイサービスの仕事のリアルはデイサービスは楽すぎ?の記事でくわしく書いています。
訪問介護で伝えたい視点
訪問介護では、一人で利用者さん宅にうかがう場面が多いため、責任感や柔軟な対応力が重要です。
限られた時間の中で必要な支援を行うので、相手の生活に合わせた関わり方が求められます。
- 生活歴や価値観を尊重したい
- 利用者さんの暮らしの場で支えたい
- 一対一の関わりを大切にしたい
- 報連相を徹底し、安心して任せてもらえる職員を目指したい
訪問介護は、施設介護とは違って、その方の生活空間に入る仕事です。
自立支援、つまりできることを大切にしながら支える姿勢を入れると、訪問介護らしい志望動機になります。
ケアマネ時代、ヘルパーさんからの「冷蔵庫の中身がいつもと違いました」「玄関の靴がそろっていませんでした」といった報告に、何度も助けられました。こうした小さな気づきを報告できることは、訪問介護の面接でしっかり伝えたい強みです。
どの施設形態でも、例文の「貴施設の〇〇」の部分は、応募先のホームページや求人票から本当に共感したことに置きかえてください。応募先の情報が少なくて書けないときは、転職サービスの担当者に職場の雰囲気やケア方針を聞いてもらうのも一つの方法です。
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面接で避けたい志望動機の伝え方【NG例と言い換え】

せっかく気持ちがあっても、伝え方によってはもったいない印象になることがあります。よくあるNG例と、言い換えのコツをまとめました。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 抽象的すぎる表現
- 条件面だけが中心になっている表現
- 前職への不満が強すぎる表現
それでは、順番に見ていきましょう。
抽象的すぎる表現
「人の役に立ちたい」「笑顔にしたい」だけでは、気持ちは伝わっても、あなたならではの理由が見えにくいです。
抽象的な言葉は、具体的な経験や場面とセットにすると伝わりやすくなります。
- NG例:人の役に立ちたいからです
- 改善例:利用者さまの生活に寄り添える仕事にやりがいを感じたからです
- 改善例:前職で高齢のお客様対応をする中で、より深く関われる仕事をしたいと感じたからです
ひと言で終わらせず、なぜそう思ったのかまで添えることがポイントです。
短くても中身のある伝え方にすると、面接でも深掘りに答えやすくなります。
条件面だけが中心になっている表現
休日や給与、通勤距離は大切な条件ですが、それだけを強く話すと「自分都合の転職」と受け取られやすくなります。
実際、介護労働安定センターの調査では、今の職場を選んだ理由の1位は「通勤に便利だから」(51.8%)でした。条件で選ぶのはごく普通のことなので、隠す必要はありません。伝え方を工夫すればよいのです。
- NG例:家から近くて休みが多いから応募しました
- 改善例:無理なく長く働ける環境で、利用者さまに安定して関わりたいと考え応募しました
- 改善例:日勤中心の働き方で体調を整えながら、介護の仕事を継続したいと考えています
条件の話を完全に消す必要はありません。働き続けるための工夫として伝えると、現実的で誠実な印象になりやすいです。
出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度介護労働実態調査」(2026年10月20日確認)
前職への不満が強すぎる表現
人間関係や業務量のつらさが転職のきっかけになるのは自然なことです。
ただし、前職への不満をそのままぶつけると、職場が変わっても同じように不満を抱えるのではと思われることがあります。
- NG例:今の職場は人間関係が悪くて限界です
- 改善例:連携しやすい環境で、利用者さまへの支援に集中したいと考えています
- NG例:忙しすぎて介護が雑になっていました
- 改善例:一人ひとりによりていねいに関われる職場を希望しています
本音がしんどさから始まっていても大丈夫です。
その気持ちを、次に求める環境へと言い換えることが、介護転職の志望動機では大切です。
面接で自分らしく志望動機を伝えるコツ

履歴書に書けても、面接になると緊張してうまく話せないことはよくあります。話す中身が決まったら、次は「どう話すか」を整えていきましょう。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 丸暗記しすぎない
- 1分程度で話せる形に整える
- 履歴書と面接で話す内容をそろえる
それでは、順番に見ていきましょう。
丸暗記しすぎない
答えを一字一句覚えようとすると、少し詰まっただけで焦ってしまいます。
大切なのは、話す順番だけ決めておいて、自分の言葉で伝えることです。
- きっかけ
- 活かせる経験
- 応募先を選んだ理由
- 入職後の目標
この4つの流れを頭に入れておくと、多少言い回しが変わっても十分伝わります。
自分の言葉で話すほうが、気持ちのこもった受け答えになりやすいです。
1分程度で話せる形に整える
面接では、長すぎる説明よりも、要点がまとまっているほうが聞きやすいです。
最初は1分くらいで話せる形を目安にしておくと安心です。
- 最初のひと言で結論を伝える
- 背景となる経験を1つ入れる
- 応募先に感じた魅力で締める
このくらいの長さだと、面接官にも伝わりやすく、追加質問にもつなげやすいでしょう。
履歴書と面接で話す内容をそろえる
面接官は、手元の履歴書を見ながら話を聞いています。履歴書に書いた志望動機と面接で話す内容が大きくずれていると、どちらが本音なのかと思われてしまいます。
履歴書には要点を短く書き、面接ではそこに具体的なエピソードを足して話す、という形にすると自然につながります。
- 面接の前に、提出した履歴書のコピーを読み返す
- 履歴書の言葉を、話し言葉に直して練習する
- 書ききれなかったエピソードを1つ用意しておく
転職回数が多くて履歴書の書き方に迷う方は転職回数が多い場合の履歴書の記事を、当日の服装が気になる方は面接の服装と身だしなみの記事も参考にしてください。
志望動機のあとによく聞かれる質問と答え方

志望動機を話したあとは、そこから広げた質問が続くことがほとんどです。よく聞かれる質問を先に知っておくと、志望動機と矛盾しない答えを準備できます。
このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。
- 「なぜそう思ったのですか?」と深掘りされたとき
- 「前の職場を辞めた理由は?」と聞かれたとき
- 「夜勤や土日の勤務はできますか?」と聞かれたとき
- 「最後に何か質問はありますか?」と聞かれたとき
それでは、順番に見ていきましょう。
「なぜそう思ったのですか?」と深掘りされたとき
志望動機は、そのあとに「なぜそう思ったのですか」と深掘りされることが多いです。
面接前に、答えの根っこをもう一段深く考えておくと落ち着いて話せます。
- なぜ介護を続けたいのか
- なぜこの施設形態なのか
- 前職でどんなことを学んだのか
- 入職後にどんな介護職を目指したいのか
私も転職活動では、答えを作り込むことよりも、その背景にある気持ちを整理しておくことがいちばん助けになりました。
志望動機は完成した答えより、説明できる中身があることのほうが大切です。
「前の職場を辞めた理由は?」と聞かれたとき
退職理由は、志望動機と一本の線でつながっているかが見られます。「人間関係がつらかった」が本音でも、それだけで終わらせず、次の職場でどう働きたいかにつなげましょう。
うそをつく必要はありませんが、前の職場の悪口に聞こえる言い方は避けたいところです。言い換えの例は退職理由の伝え方の記事でも紹介しています。
「夜勤や土日の勤務はできますか?」と聞かれたとき
勤務条件の質問には、できること・できないことを正直に答えるのがいちばんです。入ってから「聞いていた話と違う」となるほうが、お互いにとってつらいからです。
できない条件があるときは、理由を短く伝え、そのかわりにできることを添えると印象がやわらぎます。
夜勤や休日の働き方で迷っている方は、夜勤専従の記事や介護職で土日休みは可能?の記事も読んでみてください。
「最後に何か質問はありますか?」と聞かれたとき
面接の最後の逆質問は、志望動機の本気度を伝えるチャンスであり、職場が自分に合うかを確かめる時間でもあります。「特にありません」で終わらせず、1〜2つ用意しておきましょう。
- 入職後は、どのくらいの期間、先輩職員について仕事を覚えますか
- 入浴介助や送迎は、1日の中でどのように分担されていますか
- 資格取得の支援制度を使っている職員さんはいますか
- 処遇改善加算は、どのような形で職員に支給されていますか
私が転職したときは、教育の流れを聞いた答えから、その職場が新人をどう迎えているのかがよくわかりました。逆質問は、入ってからのズレを防ぐための大切な確認でもあります。
介護転職の志望動機でよくある質問

最後に、介護転職の志望動機について、よく聞かれる質問にお答えします。気になるところだけ読んでくださいね。
Q. 履歴書の志望動機と、面接で話す内容は同じでいい?
A. 軸は同じでかまいません。履歴書は要点を短く、面接ではそこに具体的なエピソードを足して話すと、内容がずれずに深みが出ます。履歴書をそのまま読み上げるより、話し言葉に直したほうが伝わりやすいです。
Q. 複数の施設に応募するとき、志望動機を使い回してもいい?
A. 「きっかけ」と「活かせる経験」は共通で使えます。ただ、「応募先を選んだ理由」は施設ごとに変えてください。ここが同じだと、どこにでも言える志望動機だと気づかれやすくなります。
Q. 志望動機がどうしても思いつかないときは?
A. 「今の職場で、これだけは続けたいと思うこと」と「次の職場で変えたいこと」を、それぞれ3つずつ紙に書き出してみてください。続けたいことが「きっかけ・経験」、変えたいことが「応募先を選んだ理由」の材料になります。
Q. 無資格・未経験でも面接に受かる?
A. 無資格・未経験から採用している施設や事業所は多くあります。ただし、訪問介護で身体介護をするには介護職員初任者研修などの資格が必要なので、応募できる仕事は限られます。学ぶ姿勢と、資格取得の予定を具体的に話せると安心です。くわしくは介護職は誰でも受かる?の記事をご覧ください。
Q. 面接で給料や休みのことを聞いてもいい?
A. 聞いてもかまいません。ただ、志望動機の場面で条件ばかり話すのではなく、最後の逆質問で「長く働くために確認したい」という形で聞くと自然です。直接聞きにくいときは、転職サービスの担当者に確認してもらう方法もあります。
あなたらしい言葉なら、志望動機はきちんと伝わる

志望動機を考えていると、「これでいいのかな」と不安になるものです。でも、完ぺきな言い回しより、あなたがどんな介護をしたいのかが伝わることのほうがずっと大切ではないでしょうか。
この記事のまとめ
- 志望動機は「きっかけ」「経験」「応募先を選んだ理由」で整理すると作りやすいです
- 未経験でも、前職の経験や学ぶ姿勢はしっかり強みになります
- 施設形態ごとに求められる視点が違うので、「なぜここなのか」は応募先に合わせて変えましょう
- 前職の不満は、そのままではなく次にかなえたい働き方に言い換えるのがコツです
- 面接では丸暗記より、自分の言葉で話せる状態と、深掘り質問への準備を
志望動機は、応募先が見えてくると話しやすくなることも多いです。転職を考えているなら、まずは無料で求人を探しながら、気になる職場の特徴を集めてみませんか。
\登録無料・介護職の転職をサポート/
あわてて決めなくて大丈夫です。あなたらしい言葉で、次の一歩を踏み出していきましょう。








