キャリアアップ

介護士のマッサージ禁止はどこまで?さするのはOK?現場の判断基準と声かけ例

2024年6月30日

このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。

介護士はマッサージをやってはいけない?資格取得でワンランク上のサービスを

「ご利用者から『肩を揉んで』と頼まれたけど、介護士がマッサージするのは禁止って本当?」と迷ったことはありませんか。

私も介護の現場にいたとき、ご利用者から「肩を揉んでほしい」「足がだるいからマッサージしてほしい」とお願いされることがありました。

気持ちに応えたいけれど、資格がないのにどこまでやっていいのか分からず、迷った経験があります。

先に結論をお伝えすると、介護士が仕事としてマッサージ(揉む・押すなどの施術)を行うことは、法律上できません。一方で、ご利用者に安心してもらうためのやさしいタッチケアまで禁止されているわけではありません。

この記事では、特養と有料老人ホームで17年、その後ケアマネジャーとしても働いてきた私が、以下のことをお伝えします。

この記事でわかること

  • 介護士のマッサージが禁止されている理由(あはき法・介護保険)
  • OKなタッチケアとNGなマッサージの境界線
  • 「揉んでほしい」と頼まれたときの対応と声かけ例
  • 高齢者がマッサージを受けられる専門サービス
  • 民間資格を取ると変わること・変わらないこと

それでは、詳しく見ていきましょう。

介護士のマッサージが「禁止」とされる3つの理由

介護士のマッサージが禁止とされる理由

介護士がご利用者にマッサージを行うことは、法律と介護保険の両方の面から、原則として認められていません。「少しくらいなら」と思いがちですが、高齢者の体ならではのリスクもあります。ここでは、禁止とされる理由を3つに分けて解説します。

  • あはき法で「業として」マッサージできるのは国家資格者だけ
  • 介護保険サービスにマッサージは含まれない
  • 高齢者の体は、少しの力でもケガにつながる

それでは、順番に見ていきましょう。

あはき法で「業として」マッサージできるのは国家資格者だけ

マッサージは、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(通称:あはき法)」で定められた施術です。

この法律では、医師以外の人があん摩・マッサージ・指圧を業として行うには、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の免許が必要とされています。免許を持たずに業として行った場合は、処罰の対象になります(厚生労働省「無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について」/2026年10月10日確認)。

  • マッサージとは、体を「揉む」「押す」「さする」「叩く」などの手技で行う施術のこと
  • 「業として」とは、くり返し続ける意思をもって行うことを指し、お金を受け取っているかどうかは関係ないと考えられている
  • 介護福祉士や初任者研修・実務者研修の資格に、マッサージを行う権限は含まれていない
  • 勤務中にご利用者へくり返しマッサージをすれば、「業として」行っていると見られるおそれがある

つまり、介護士の資格はあくまで「介護サービス」を提供するための資格で、マッサージの施術をするための資格ではありません。ここが「介護士のマッサージは禁止」と言われるいちばんの理由です。

介護保険サービスにマッサージは含まれない

介護士が提供するサービスは、介護保険制度にもとづく「身体介護」と「生活援助」が基本です。

介護保険上のサービスの中に、マッサージは含まれていません。

  • 介護保険で提供できるのは、日常生活に必要な援助に限られている
  • ケアマネジャーが作るケアプランや、施設の介護計画にないサービスは提供できない
  • マッサージは介護士の業務の範囲外で、「サービスのつもり」で勝手に提供することはできない
  • 介護保険料や公費でまかなわれる公的サービスなので、提供できる範囲が決められている

ご利用者の希望にすべて応えたい気持ちは大切です。そのうえで、制度上できることとできないことの線引きを知っておくことが、自分とご利用者の両方を守ることにつながります。

高齢者の体は、少しの力でもケガにつながる

「軽く揉むくらいなら大丈夫」と思うかもしれませんが、高齢者の場合は思わぬ事故やトラブルにつながる可能性があります。

  • 骨がもろくなっている方が多く、強い力が骨折の原因になることがある
  • 皮膚が薄くデリケートなため、こすったり揉んだりすると内出血や皮膚の傷ができやすい
  • 高血圧・心臓病・血栓症などの持病がある方は、施術で体調が急に悪くなるおそれがある
  • 事故が起きた場合、施術をした介護士本人や施設の責任が問われることもある

ご利用者を喜ばせたい気持ちは素晴らしいものです。ただ、正しい知識がないまま施術をすると、かえってご利用者を傷つけてしまうことがあると覚えておいてください。

どこまでOK?介護士ができるタッチケアとNGなマッサージの境界線

介護士ができるタッチケアとできないマッサージの境界線

「マッサージは禁止」と言っても、ご利用者の体に触れること全部がNGなわけではありません。分かれ目は「何のために」「どのくらいの力で」触れるかです。現場で迷いやすい行為を、OK・確認が必要・NGの3つに分けて整理しました。

行為判断ポイント
声かけをしながら手や背中をやさしくさするOK安心してもらうためのスキンシップ
入浴後に保湿剤を塗るときの軽いタッチOKケアにともなう行為
レクで香りを楽しみながら手をさするハンドケア施設のルールを確認「マッサージ」と呼ばない。皮膚トラブルやアレルギーに注意
「足がむくんでだるいからさすって」と頼まれた看護職に相談むくみの原因(心臓・腎臓・血栓など)の確認が先
肩こり・腰痛をほぐすために揉む・押すNG痛みをやわらげる目的の施術にあたる
ツボを押す指圧NGあん摩マッサージ指圧師の業務
かたくなった関節を強い力で伸ばすNG骨折やケガのおそれ。機能訓練は専門職へ

このセクションでは、以下のポイントをお伝えします。

  • OKな行為|安心してもらうためのやさしいタッチケア
  • NGな行為|症状を良くするための揉みほぐし・指圧
  • 迷ったときの判断ポイント
  • 「マッサージ」という言葉の使い方にも注意

OKな行為|安心してもらうためのやさしいタッチケア

ご利用者に触れる行為のうち、安心感やコミュニケーションを目的としたやさしいタッチケアであれば、介護士が日々のケアの中で行えます。

  • 声かけをしながら、手や背中をやさしくなでる・さする
  • 入浴後やおむつ交換のときに、保湿剤を塗りながら軽く触れる
  • 体位変換のときに、声をかけながらやさしくさする
  • レクリエーションで、施設のルールの範囲内でハンドケアを行う

これらは「ご利用者に安心してもらうためのコミュニケーション」で、治療や症状の改善を目的としたものではありません。目的と力の入れ方の両方で、マッサージとの線引きを意識しておきましょう。

NGな行為|症状を良くするための揉みほぐし・指圧

一方で、以下のような行為は介護士が行ってはいけません。たとえご利用者に頼まれても、お断りする必要があります。

  • 「腰が痛い」「肩こりがひどい」と言われ、痛みをやわらげるために揉みほぐす
  • ツボを意識して指圧する
  • 関節のかたさやまひを良くしようと、強い力で筋肉をほぐす・関節を伸ばす
  • 「マッサージしてあげますね」と、施術の効果を期待させる声かけをする

頼まれたときは、やさしくさする程度にとどめて、看護職や機能訓練指導員、ケアマネジャーにつなぐのが適切な対応です。具体的な声かけは、次の章で紹介します。

迷ったときの判断ポイント

現場では、OKかNGかすぐに判断できない場面も多いものです。迷ったときは、次の5つを確認してみてください。

  • 目的は「安心してもらうこと」か、「痛みやこりを良くすること」か
  • 力の入れ方は「さする」程度か、「揉む・押す」になっていないか
  • 毎日のように頼まれて、習慣になっていないか
  • 施設のルールやマニュアルで、やってよいと決められているか
  • 腫れ・熱・あざ・いつもと違う痛みなど、体の変化がないか

ひとつでも引っかかるときは、自分だけで判断せず、看護職やリーダーに相談しましょう。「確認してから」が、いちばん安全な選択です。

「マッサージ」という言葉の使い方にも注意

介護現場では、何気なく「マッサージ」という言葉を使ってしまうことがあります。しかし、この言葉の使い方にも注意が必要です。

無資格の施設が「マッサージ」と広告すると、有資格者の施術が受けられると誤解されるおそれがあるとして、自治体はこうした広告をしないよう指導しています(兵庫県「無資格者によるあん摩マッサージ指圧等について」/2026年10月10日確認)。

  • 施設のパンフレットやホームページで「マッサージ」をうたうと、あん摩マッサージ指圧師がいると誤解される
  • レクリエーションで行う場合は「ハンドケア」「リラクゼーション」などの表現にする
  • ご家族への説明でも「マッサージ」と言うと、専門的な施術をしていると受け取られることがある
  • 記録には「手をやさしくさすった」「タッチケアを実施」など、実際の行為をそのまま書く

言葉ひとつで受け取られ方が変わります。ご利用者やご家族に誤解を与えないよう、意識しておきましょう。

「揉んでほしい」と頼まれたときの対応と声かけ例

ご利用者に頼まれたとき、ただ「できません」と断ると、がっかりさせてしまいます。大切なのは、断ることよりも「訴えを受け止めて、専門職につなぐこと」です。ここでは、現場で使える対応の流れと声かけの例を紹介します。

まずは「どこが・いつから・どんなふうに」を聞く

「揉んでほしい」という言葉の裏には、痛みやだるさなど、体のサインが隠れていることがあります。断る前に、まずは様子をよく聞いて、観察しましょう。

  • 痛みやだるさの場所と強さ
  • いつからか、急に強くなっていないか
  • 腫れ・熱っぽさ・赤み・あざがないか
  • 熱や息苦しさなど、ほかの症状がないか

いつもと違う様子があれば、マッサージどころではありません。すぐに看護職へ報告してください。

断るときの声かけ例

断るときは、「つらさを分かっている」ことと「ほかの方法で応える」ことをセットで伝えると、ご利用者も納得しやすくなります。

  • 「肩がつらいんですね。私たちは揉んではいけない決まりがあるので、楽な姿勢になれるようにクッションを入れてみましょうか」
  • 「どのあたりがだるいですか?看護師さんに伝えて、体に合った方法を一緒に考えてもらいますね」
  • 「手をさするくらいならできますよ。しっかり揉むのは、専門の先生にお願いしましょうね」

有料老人ホームにいたころは、「専門の人に相談しますね」と伝えたら、その日のうちに本当に看護師へつなぐようにしていました。言葉だけで終わらせないことが、ご利用者の信頼につながると感じています。

記録と報告で、専門職に「つなぐ」

頼まれた内容と体の様子は、記録に残して看護職やケアマネジャーに報告しましょう。同じ訴えがくり返されていることが分かれば、訪問マッサージや機能訓練など、専門的なサービスを検討するきっかけになります。

ケアマネとして働いていたとき、介護士さんの「最近よく足のだるさを訴えています」という一言がきっかけで主治医に相談し、訪問マッサージの利用につながったことがありました。現場の気づきは、ケアマネにとって本当にありがたい情報です。

高齢者がマッサージを受けられる専門サービス

高齢者がマッサージを受けられる専門サービス

ご利用者にマッサージが必要そうなときは、専門職によるサービスにつなぐのが正解です。どんなサービスがあるかを知っておくと、ケアマネジャーや看護職に相談するときにも話が早くなります。ここでは代表的な3つを紹介します。

  • 訪問マッサージ(医療保険)
  • 訪問リハビリ(介護保険)
  • 機能訓練指導員によるリハビリ(施設内)

それでは、順番に見ていきましょう。

訪問マッサージ(医療保険)

訪問マッサージは、国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が自宅などを訪問して施術を行うサービスです。条件を満たせば医療保険が使えるため、費用の負担を抑えながら専門的なマッサージを受けられます。

  • 専門的な手技で、体の不調に合わせた施術を行う
  • 医療保険で受けるには、医師の「同意書」が必要
  • 筋まひや関節のかたさ(拘縮)などがあり、医師が必要と認めた場合に同意書が出される
  • 自宅まで来てもらえるので、通院が難しい方でも続けやすい

ご利用者から「マッサージを受けたい」と相談されたら、まずはケアマネジャーに訪問マッサージの利用について相談するよう案内するとよいでしょう。

訪問リハビリ(介護保険)

訪問リハビリは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問して行うサービスです。リハビリの一環として、体をほぐす手技が使われることもあります。

  • 歩く・起き上がる・立ち上がるなどの機能訓練が中心
  • 日常生活をできるだけ自分で送れるよう、心身の機能の維持・回復をめざす
  • 利用には主治医の指示が必要で、ケアマネジャーがケアプランに位置づけて実施する
  • 要介護・要支援の認定を受けている方は、原則として介護保険で利用する

保険の使い分けは状況によって変わるので、詳しくは担当のケアマネジャーに確認するのが確実です。

機能訓練指導員によるリハビリ(施設内)

デイサービスや特別養護老人ホームなどでは、機能訓練指導員が機能訓練の一環として体にアプローチすることがあります。介護士は、ご利用者の訴えや変化を機能訓練指導員に伝える役割を担います。

  • 機能訓練指導員は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師(一定の実務経験が必要)などが担う
  • ご利用者ごとの機能訓練計画にもとづいて訓練を行う
  • 介護士は、日頃の体調の変化や「ここが痛い」という訴えを報告する
  • 専門職と介護士がチームで動くことで、ご利用者に合ったケアができる

リハビリに力を入れている職場で働いてみたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

あわせて読みたい

民間資格を取ると変わること・変わらないこと

介護士が民間資格を取ると変わること

「資格を取れば、介護士でもマッサージができるようになるの?」と思う方もいるかもしれません。正直にお伝えすると、民間資格を取っても、法律上のマッサージができるようになるわけではありません。それでも、学ぶことで日々のケアの質は確実に変わります。

  • 民間資格でできること・できないこと
  • ご利用者の満足度アップにつながる
  • 職場での役割が広がる

民間資格でできること・できないこと

まずは、民間資格の「限界」を押さえておきましょう。ここを誤解したまま現場で使うと、トラブルのもとになります。

  • できないこと:あん摩マッサージ指圧師の代わりに、揉む・押すなどの施術を仕事として行うこと
  • できないこと:施設のサービスとして「マッサージ」をうたうこと
  • できること:高齢者の皮膚や体の特徴、安全な触れ方の基本を学ぶこと
  • できること:施設のルールの範囲で、タッチケアやレクリエーションに活かすこと
  • できること:体の変化に早く気づき、専門職へ伝える力をつけること

マッサージそのものを仕事にしたい場合は、養成校で3年以上学んで、あん摩マッサージ指圧師の国家試験に合格する必要があります。

ご利用者の満足度アップにつながる

正しい知識を身につけると、ご利用者に安全で心地よいタッチケアを届けられるようになります。

  • 高齢者の体に合わせた力加減が分かり、自信をもって触れられる
  • 「気持ちよかった」「またお願いね」という言葉が、仕事のやりがいになる
  • レクリエーションの選択肢が増え、ご利用者の楽しみが広がる
  • ふれあいを通じて信頼関係が深まり、ほかのケアもスムーズになる

私も現場にいたとき、ご利用者が笑顔になる瞬間が一番のやりがいでした。

「自信をもってケアできる」という安心感が生まれるのは、学ぶことの大きな価値だと感じます。

職場での役割が広がる

自分で学ぶ姿勢は、職場からの信頼やキャリアアップにもつながります。基本の介護スキルに「もうひとつの強み」があると、任される仕事も変わってきます。

  • 「スキルアップに前向き」「ご利用者のために学ぶ人」と見てもらいやすくなる
  • レクリエーションの企画・運営を任されるなど、役割が広がる
  • 転職のときに、学んできたことを具体的に話せる材料になる

なお、民間資格は資格手当の対象外という職場も多いので、手当を期待して取るものではありません。「ケアの引き出しを増やすため」と考えるのがおすすめです。

介護士が学ぶなら「介護リハビリセラピスト」という選択肢

介護士におすすめの民間資格 介護リハビリセラピスト

国家資格を目指すのは難しいけれど、高齢者の体にやさしく触れる知識を身につけたい。そんな方の選択肢のひとつが、介護リハビリセラピストです。仕事を続けながら学べる民間資格なので、自分に合うかどうかを確かめてから決められます。

  • 介護リハビリセラピストとは
  • 通信講座・1日講座で学べる
  • 向いている人・向いていない人
  • 介護現場でどう活かせるか

介護リハビリセラピストとは

介護リハビリセラピストは、アロマオイルを使った施術方法を学び、高齢者の心身のケアに活かすための民間資格です。日本介護リハビリセラピスト協会が認定しています。

  • アロマオイルを使った、高齢者向けの施術方法を学べる
  • 肩こりや手足のむくみなど、高齢者に多い悩みについての知識が身につく
  • 学校に何年も通う必要がなく、介護の仕事を続けながら学べる
  • 国家資格とは位置づけが違い、取得してもあはき法上のマッサージを仕事として行えるわけではない

「国家資格はハードルが高いけれど、何かひとつスキルを身につけたい」という方にとって、ちょうどいいステップになる資格です。

通信講座・1日講座で学べる

介護リハビリセラピストは、忙しい介護職でも学びやすい仕組みになっています。

  • 通信講座なら、テキストと動画で自宅学習ができる
  • すきま時間に進められるので、シフト勤務の方でも続けやすい
  • 1日講座なら、1日で集中して学べる

受講料やカリキュラムは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報を確認してください。費用や学べる内容は、下の記事でくわしくまとめています。

向いている人・向いていない人

どんな資格にも、合う人と合わない人がいます。申し込む前に、自分の目的と合っているか確認してみてください。

  • 向いている人:ご利用者とのふれあいやレクの幅を広げたい方
  • 向いている人:高齢者への触れ方に自信をもちたい方
  • 向いている人:働きながら、手の届く費用で学び始めたい方
  • 向いていない人:マッサージそのものを仕事にしたい方(国家資格のあん摩マッサージ指圧師を目指しましょう)
  • 向いていない人:資格手当や昇給を一番の目的にしている方

介護現場でどう活かせるか

学んだことは、施設のルールの範囲内で、次のような場面に活かせます。

  • レクリエーションで、アロマの香りを楽しむハンドケアを取り入れる
  • 日常のふれあいの中で、やさしいタッチでコミュニケーションをとる
  • 香りでリラックスしてもらい、不安や落ち着かない気持ちをやわらげる
  • 施設のサービスの幅が広がり、ご利用者やご家族に喜ばれる

費用・カリキュラム・取得方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

あわせて読みたい

\講座の内容を見てみる/

介護リハビリセラピスト通信講座

>>公式サイトはこちら介護リハビリセラピスト通信講座

介護士のマッサージに関するよくある質問

最後に、介護士のマッサージについて、現場でよく聞かれる質問にお答えします。迷ったときの参考にしてください。

ご家族から「マッサージしてあげて」と頼まれたら?

頼んだのがご家族でも、介護士が仕事としてマッサージできないことに変わりはありません。「専門の方にお願いできるサービスがあります」と伝え、訪問マッサージなどについてケアマネジャーに相談するよう案内しましょう。

湿布を貼るのは大丈夫?

湿布の貼付は、厚生労働省の通知(2005年)で、容態が安定していることなど一定の条件のもとでは医行為にあたらないとされています。ただし、施設ごとに手順やルールがあるので、看護職の指示や確認のもとで行いましょう。

レクの案内に「ハンドマッサージ」と書いてもいい?

避けるのが無難です。「ハンドケア」「香りを楽しむ時間」など、マッサージと誤解されない表現にしておくと安心です。

自分の親にマッサージするのもダメ?

仕事としてではなく、家族として肩をさするくらいなら「業として」にはあたらないと考えられます。ただし高齢の方は骨や皮膚が弱っているので、強く揉んだり押したりするのは避けましょう。

まとめ|マッサージの線引きを知って、自信をもってケアしよう

ここまで読んでくださったあなたは、きっと「ご利用者にもっと喜んでもらいたい」と考えている方だと思います。その気持ちを大切にしながら、できることとできないことの線引きを押さえておきましょう。

この記事のまとめ

  • あはき法により、介護士が仕事としてマッサージ(揉む・押すなど)を行うことは禁止されている
  • 安心してもらうためのやさしいタッチケアは、施設のルールの範囲で行える
  • 頼まれたら、訴えを聞いて観察し、看護職・ケアマネ・機能訓練指導員につなぐ
  • 民間資格でマッサージが解禁されるわけではないが、ケアの質を高める学びになる

「ご利用者のために、もう少し何かできるようになりたい」と感じた方は、まずは講座の内容を見てみるところから始めてみてください。

申し込むかどうかは、情報を見てからでも遅くありません。

>>公式サイトはこちら介護リハビリセラピスト通信講座

-キャリアアップ